埼玉新聞

 

自衛隊入間病院が開院、3病院を集約し高機能化 一般市民の2次救急患者も受け入れ 10診療科で60病床

  • 新たに整備された自衛隊入間病院=17日午後、入間市

 航空自衛隊入間基地(狭山市稲荷山)に隣接する米軍ジョンソン基地跡地留保地に整備が進められていた自衛隊入間病院が17日開院し、記念式典が行われた。

 同病院は自衛隊の三沢病院(青森県三沢市)、岐阜病院(岐阜県各務原市)、那覇病院(那覇市)の3病院を集約、高機能化した。通常は隊員やその家族の診療を行うとともに一般市民の2次救急患者を受け入れる。診療科は内科や外科、救急科など10診療科で病床は60床。

 敷地面積は約28万平方メートルで病院建物周辺には陸上競技場が整備され、平日夜間や休日などに市民に開放される。災害時には救援物資などを集積する拠点としても活用される。

 式典に出席した岩本剛人防衛大臣政務官は「航空機による患者輸送や救急患者の受け入れなど地域医療にも貢献していく。入間病院が能力を遺憾なく発揮し、多くの国民、隊員の命と健康を守ることを期待している」と話した。

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