男性死亡…マンションで流血、救急搬送されるも 事件あった部屋に住んでいたか…福井市内で確保された女、部屋からから指紋見つかる 部屋は外から施錠されるも、女は鍵を持たず
2025/01/03/14:49
所沢市東住吉のマンションで男性が殺害された殺人事件で、事件があった3階の一室から、何らかの事情を知っているとみられる中国籍の30代女=入管難民法違反(不法残留)で逮捕=の指紋が見つかったことが捜査関係者への取材で分かった。県警は31日、女を同容疑でさいたま地検へ送検した。
殺害されたのは茨城県ひたちなか市中根、会社員松本悠斗さん=当時(25)。26日午後9時40分ごろ、所沢市東住吉のマンション1階の出入り口にある階段付近で血を流して倒れているのを通行人に発見され、救急搬送されたが約2時間後に死亡が確認された。松本さんは3階の一室で殺害されたとみられ、下半身に刃物のようなものでつけられた外傷があった。死因は出血性ショックだった。室内からは凶器の可能性があるナイフ1本が発見されていた。
女は事件があった部屋に住んでいた可能性が高く、犯行時間帯にマンションから立ち去る姿が防犯カメラに写っていた。捜査関係者によると、女はその後に西武鉄道所沢駅から電車に乗り都内を転々。28日午後4時50分ごろに、さいたま市大宮区のJR大宮駅から新幹線に乗り福井県に向かっていた。部屋は玄関の外から施錠されていたが、女は福井市内で確保された際に鍵を持っていなかった。
女は2018年に技能実習生として入国。1年間の在留期間を過ぎた後も更新せず、不法残留状態だった。女は逮捕容疑について、認めているという。