JR高崎線で人身事故 高2男子死亡、踏切入り線路で立ち止まる…自殺か 父が車で駅まで送った後に/熊谷
2019/05/08/00:00
7日午前6時50分ごろ、熊谷市久下3丁目のJR高崎線の踏切で、行田市に住む私立高校2年の男子生徒(16)が、深谷発上野行き上り普通列車(15両編成)にはねられ、全身を強く打ち死亡した。熊谷署は自殺とみて調べている。
同署によると、男子生徒は上下制服姿で、遮断機をくぐり、線路上で立ち止まったという。列車のドライブレコーダーに様子が映っていた。運転士がブレーキをかけたが間に合わなかった。
男子生徒は、県内の私立高校に登校するため父親の車でJR行田駅前に向かった後、徒歩で約300メートル離れた踏切内に入ったとみられる。遺書などは見つかっていない。現在のところ、自殺につながる要因は確認されていないという。
JR東日本高崎支社によると、この事故で上下6本が運休、20本に最大1時間の遅れ、約5万3千人に影響が出た。