「うるさい」酩酊した男性、道路中央で寝込む 埼玉・志木、未明の県道 タクシー運転手が運行中に発見、タクシーを脇に停め安全確保 警官が到着した際には目覚めた男性、運転手が自宅まで送る 朝霞署が感謝状
2025/01/12/08:59
酩酊状態で道路中央部分に横たわっていた男性を発見し、安全を確保したとして、人命救助に貢献したとして、埼玉県の朝霞署は、川越市のタクシー運転手宮永明広さん(57)に人命救助に対する感謝状を贈呈した。
同署などによると、昨年12月7日午前4時45分ごろ、志木市本町5丁目の県道で、宮永さんがタクシーを運行中、道路中央付近で横たわっている男性を発見。別の車に接触しないように男性の脇にタクシーを停車させてガードした。男性は寝込んでおり、「大丈夫ですか」などと呼びかけると、「うるさい」などと発してそのまま寝込んだため、110番。警察官が駆け付けるまで男性の安全を確保していた。約10分後に警察官が駆け付けた際、男性は覚醒していた。
男性にけがはなく、現場近くの居住だったため、宮永さんはタクシーで男性を自宅まで送った。
宮永さんは「普通のことをやっただけで、警察の丁寧な対応に感謝したい。今後、同じようなケースでも同様に対応していきたい」と話していた。