埼玉県などは31日、新型コロナウイルスに感染していた40～90代の男女11人が死亡、新たに4394人の感染を確認したと発表した。感染者は5日ぶりに4千人を越え、6日連続で前週同一曜日を上回った。内訳は県発表が2707人、さいたま市838人、川口市368人、川越市160人、越谷市321人。

　これまでに確認された感染者は42万8354人（チャーター便帰国者含む）、死者は1387人（31日午後6時現在）。

　30日夜時点の重症者は23人、感染者の入院は820人、宿泊療養636人、自宅療養2万780人。退院・療養終了は39万6415人。

　県によると、県管轄では40～80代男女7人が死亡した。感染の詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～90代の男女2609人。うち、みなし陽性は64人。クラスター（感染者集団）関連は12施設で、新たに児童施設で子ども27人、国の機関で6人の感染が確認された。会食で感染が疑われるのは10歳未満～40代女性5人。ワクチンを3回接種していた20～90代の男女211人、2回接種していた10歳未満～90代の994人が感染した。

　さいたま市によると、80～90代の女性2人が死亡した。感染が判明したのは、10歳未満～90代の男女838人。うち4人が中等症となっている。

　川口市によると、90代の女性が24日に死亡した。感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～90代までの男女368人。保育園では1施設で園児1人の感染が分かり、当分の間全面休園する。全面休園は2園、一部休園は3園。

　川越市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～70代の男女160人。うち、みなし陽性者は1人。

　越谷市によると、80代女性1人が3月18日に死亡した。感染が判明したのは10歳未満～80代の男女321人。