女性警官宅に盗撮カメラ…埼玉県警、同僚巡査を懲戒免職 合鍵で侵入「女性の下着に興味、裸見たくなった」
2022/04/01/00:00
同僚の女性警察官方に無断で侵入し、盗撮用カメラを設置したとして、県警は31日、浦和東署交通課の男性巡査(23)を懲戒免職処分とし、住居侵入と県迷惑防止条例違反の容疑でさいたま地検に書類送検したと発表した。書類送検は同23日付。
県警監察官室によると、男性巡査は昨年10月ごろから今年1月5日にかけて、さいたま市内の集合住宅に住む同僚の20代の女性警察官2人の居室内に、合鍵を使って無断で複数回侵入。1月5日、うち1人の女性警察官方内に盗撮用カメラを設置した。カメラは6畳間と脱衣所を仕切るふすまに設置され、レンズは脱衣所の方を向いていたという。翌6日に女性警察官がカメラを発見し、上司に報告した。カメラに映像は残っていなかったという。
被害場所近くの集合住宅に居住している職員に聴き取りをしたところ、男性巡査が犯行を認めた。インターネットで注文して作った合鍵で計7回ほど忍び込み、たんすの中や干してある下着を見たり、触ったりしていた。男性巡査は「女性の下着に興味があった。下着を見ているうちに下着姿や裸姿が見たくなった」と供述しているという。
荻野長武首席監察官は「県民の信頼を大きく損ねる行為であり、深くおわびする。職員に対する職務倫理教養を徹底し再発防止に努める」とコメントした。