埼玉新聞

 

<高校野球>浦和学院、夏の甲子園出場に向け再始動 勝ち切る力…投手陣底上げ、粘り強い打線を課題に

  • 夏の甲子園出場に向けて練習を再開した浦和学院の選手たち=2日午後、同グラウンド

 第94回選抜高校野球大会で7年ぶりの4強入りを果たした浦和学院は2日、同校グラウンドで3季連続となる夏の甲子園出場に向けて再始動した。午後1時から約2時間の練習を実施。ウオーミングアップの後、課題練習に取り組んだ。

 昨秋に森監督が就任し、新生・浦和学院として初めての甲子園に挑んだ。「超攻撃野球」をテーマに4試合で計4本塁打を記録するなど打線が奮起。投手陣はエース左腕宮城が3試合に先発し、計23回1/3で3失点と好投した。宮城は「甲子園で完封することが目標だった。苦手な初戦(大分舞鶴戦)でできたのは一つの成果」と納得の表情を浮かべた。

 甲子園初采配で3勝を手にした森監督は「強打を見せることができたのは大きい。ウラガクの印象がアップデートされたと思う」と振り返った。

 3季連続の甲子園出場に向け、「宮城に続く投手陣の底上げ。打線は好投手を打ち崩して接戦をものにする粘り強さ」と課題を挙げ、「(準決勝の)近江戦のように感動する試合はできたけど、夏は感動する試合で勝ちたい。熱戦で勝ち切る力をつけさせたい」と決意を新たにした。

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