埼玉新聞

 

JR九州、埼玉・三郷に首都圏初の物流施設 関東一円へアクセス良好な立地…外環道・外環三郷西ICから2キロ アルコールやリチウムイオンバッテリーなどの危険物も保管可能に 26年8月の完成目指す

  • 物流施設の外観イメージ(JR九州提供)

    物流施設の外観イメージ(JR九州提供)

  • 物流施設の外観イメージ(JR九州提供)

 JR九州は、埼玉県三郷市彦糸の三郷北部土地区画整理事業地内に大規模マルチテナント型物流施設を開発すると発表した。三菱地所、住友倉庫との共同事業で、2026年8月の完成を目指す。JR九州にとっては首都圏初の物流施設となる。

 施設は三菱地所の「ロジクロス」の第23号物件。東京外環自動車道外環三郷西インターチェンジ(IC)から約2キロの同市立彦郷小学校そばに立地し、首都高速道路や常磐自動車道が結節する三郷ジャンクション(JCT)経由で関東一円へのアクセスが良好。ダブルランプ(通路)を備え、効率的な搬出入を実現すると同時に、一般倉庫では保管できないアルコールや化粧品類、リチウムイオンバッテリーなど消防法上の危険物第4類相当を保管できる。

 屋上には太陽光発電設備を導入し、再生可能エネルギーで施設内の一部電力を賄う。全館に発光ダイオード(LED)照明や節水型衛生器具などを採用し、環境や省エネルギーに配慮。年間の1次エネルギー消費量を実質的にゼロとするZEB認証を取得する予定。

 建屋はダブルランプ型・地上5階建てで、敷地面積約5万4500平方メートル、延べ床面積約13万5千平方メートル。

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