入札予定価格は「マイナス」…過去最高額となるマイナス6673万円 埼玉・深谷 未利用市有地の有効活用を目的に 土地と建物解体をセットにし解体後には負担金を支払う
2025/01/20/11:16
深谷市は16日、未利用市有地の有効活用を目的に、土地と建物解体をセットにし解体後には負担金を支払う「マイナス入札」の第5弾で、同市山河の「旧岡部B&G海洋センター」跡地を売却するとと発表した。市のマイナス入札では過去最大規模の物件で、市からの負担金(予定価格)は過去最高額となるマイナス6673万円になった。
マイナス入札は建物解体を条件に市有地を公売する一般競争入札の手法の一つ。予定価格がマイナスは、土地評価額に対し落札者が負担する建物解体費が上回るもので、落札者は建物を解体した後にマイナス分の負担金を市から受けられる。
市は2018年に旧中瀬小学校体育館敷地の建物解体条件付き市有地売却で全国初のマイナス入札を行い、これまで4件の物件をマイナス予定価格に設定し、3件をマイナス価格で売却した。
体育館やプールがある海洋センターは1981年に建築し、敷地面積は4583平方メートル、延べ床面積は1286平方メートル。16日から募集要項を配布し、入札参加の申し込み期間は3月14~28日、入札は3月31日~4月9日。開札は4月11日に実施する。
問い合わせは、市公共施設改革推進室(電話048・568・5009)へ。