埼玉県などは12日、新たに新型コロナウイルスの感染者2541人と死者3人を確認したと発表した。新規感染者は7日ぶりに3千人を下回った。内訳は、県発表が1513人、さいたま市752人、川口市139人、川越市51人、越谷市86人。

　さいたま市で過去の陽性者2人の取り下げがあり、これまでに確認された感染者は46万8971人（チャーター便帰国者含む）、死者は1414人（12日午後7時現在）。

　11日夜時点の重症者は15人、感染者の入院は875人、ホテル療養767人、自宅療養2万2755人。退院・療養終了は43万6839人。

　県によると、80代の男女2人が死亡した。県管轄で詳細が判明した感染者は、前日午後判明分を含め、未就学児～90代の男女1578人。うちみなし陽性は29人。クラスター（感染者集団）関連では、新たに医療機関で医療従事者10人が感染した。会食で感染したとみられるのは10歳未満～40代の男女9人。ワクチンを3回接種していたのは10～90代の男女222人、2回接種は10歳未満～80代の男女403人だった。

　県教育局によると、県立学校8校で教職員2人、児童生徒21人が感染した。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女752人。このうち6人が中等症となっている。

　川口市によると、新たな感染の確認は未就学児～80代の男女139人。保育園では市立を含め6園で11人（うち保育士3人）が感染し全面や一部の休園に入った。

　川越市によると、未就学児を含む10歳未満～90代の男女51人の感染を確認した。うちみなし陽性者は2人。

　越谷市によると、陽性だった80代男性が死亡した。新たに感染が判明したのは、10歳未満～90代以上の男女86人。市内医療機関でクラスターが発生し、20～80代の男女計18人が感染した。