【シネマの花道(7)】正義とどのように向き合うか 「満ち足りた家族」「陪審員2番」
2025/01/22/07:00
正義というのは、やっかいなものだ。人によって何が正しいかはまちまちで、正しいと信じているからこそ、それが間違っているかもという疑念が湧きにくい。ウクライナやハマスはもちろん、ロシアもイスラエルもそれぞれの正義を主張している。すべからく戦争というものは正義と正義のぶつかり合いだし、ネット上の論争も同じようなものだ。では、真実や倫理はどこにあるのだろう。