西武秩父駅前に新たな「仕事場」誕生 コワーキングスペース、レンタルオフィス、会議室など備える
サテライトオフィスなどの管理運営事業者である秩父市大野原のオフィスプラスは6日、秩父市が保有する同市熊木町の秩父ビジネスプラザ内で、コワーキングスペースやレンタルオフィスを備えた「働空間(はたらくうかん) 西武秩父駅前オフィス」をオープンした。
同日には開所式も行われ、関係者たちが新たなオフィス空間の完成を祝った。
コワーキングスペースは独立して働く個人などが机や椅子、ネットワーク設備などの実務環境を共有しながら仕事を行う場所。
西武秩父駅前オフィスは、フリードリンクで喫茶店感覚で利用できるコワーキングスペース25席、レンタルオフィス7室、貸し会議室2室を用意し、公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」や複合機なども備えている。
開所式で同社代表の出浦洋介さん(45)は「ビジネスの大事な機能をそろえた。勤怠管理も代行できるので、たくさんの人に利用してもらうことを期待している」とあいさつ。
内覧会を実施後、トークイベントも行われ、出浦さんと横瀬町の浅見制作所代表の浅見裕さん(36)が「働き方改革によるひとつの提案~コワーキングスペースの活用法~」をテーマに対談した。
内装業が本業で、市内の多目的アートスペース「和空間 多豆(たず)」も手掛けた出浦さんは「経営セミナーも定期的に開いていきたい」と語った。フリーランスとして活動する浅見さんは「実際には会ったことのない人とインターネット上で仕事をしている。オフィスを所有しなくても仕事はできる」と話した。
営業時間は平日が午前7時半から午後9時半、土日祝日は午前10時半から午後6時半まで。一般ビジターは最初の30分が480円で、以降10分ごとに160円が加算される。月額千円のアプリ会員(ビジネス)になると、毎日30分無料で利用できるという。
問い合わせは、同駅前オフィス(電話0494・26・5895)へ。