埼玉新聞

 

ピックルス新社長に影山氏、宮本氏は会長に 社長交代は9年ぶり 健康需要の掘り起こし、販路拡大さらに

  • 影山直司氏(ピックルスコーポレーション提供)

 漬物製造大手のピックルスコーポレーション(所沢市)は13日、影山直司代表取締役副社長(62)が5月26日付で社長に就任する人事を発表した。宮本雅弘社長(60)は代表権のある会長に就く。社長交代は9年ぶり。引き続き両者で健康需要の掘り起こしや販路拡大などに努める。

 影山氏は愛知県出身。静岡大学農学部卒。1983年4月、東海漬物製造に入社。84年11月、ピックルスコーポレーションに出向し、99年2月に転籍。営業部長、代表取締役専務などを経て現職。

 同日発表した2022年2月期の連結決算は、売上高が前期比2・2%減の450億600万円で、12年ぶりの減収。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛の影響で伸長した巣ごもり需要を取り込んだが、感染者数の減少などを背景に需要が落ち着いたことによる反動が出た。

 純利益は16・2%増の21億2800万円で、5年連続で過去最高を更新。天候が順調に推移し野菜価格が安定したほか、製品の集約の推進による生産の効率化が進んだ効果が出た。

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