<新型コロナ>病院クラスター発生、患者ら拡大で入退院を停止…埼玉3863人感染 増えてきた学級閉鎖
埼玉県などは14日、新型コロナウイルスに新たに3863人が感染したと発表した。感染者の内訳は県発表が2376人、さいたま市668人、川口市448人、川越市162人、越谷市209人。
これまでに確認された感染者は47万5847人(チャーター便帰国者含む)、死者は1418人(14日午後6時現在)。
13日夜時点の重症者は16人、感染者の入院は814人、宿泊療養785人、自宅療養2万1700人。退院・療養終了は44万4088人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児~100代の男女2247人。うちみなし陽性は58人。クラスター(感染者集団)関連では医療機関3施設で5~6人、障害者施設で23人が感染した。会食で感染したとみられるのは40代の男性2人。ワクチンを3回接種していたのは20~90代の男女251人、2回接種は男女664人だった。県教育局によると、県立学校8校で児童生徒18人が感染し、学級閉鎖を9件実施した。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女668人。うち2人が中等症となっている。
川口市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満~90代の男女448人。市立保育園で2人の感染が分かった。休園は11園(全面休園6、一部休園5)。ほかに市立幼稚園で1学級、3小学校で4学級が閉鎖中。
川越市によると、感染が判明したのは、未就学児を含む10歳未満~90代の男女162人。うちみなし陽性者は2人。市内のトワーム小江戸病院では11~12日に入院患者や職員計27人が陽性と判明。13日にクラスターと認定された。同病院によると、14日現在の陽性者はさらに増え、70~90代の入院患者26人、看護師や看護助手ら職員12人の計38人の感染が判明しているという。重症者はない。同病院は現在、通常業務を継続しているが、新規の入退院は停止している。
越谷市によると、感染が判明したのは、10歳未満~90代以上までの男女209人。