埼玉新聞

 

さいたま小町、JR浦和駅で啓発グッズ配布 今年2度目の年金支給日、通行人に詐欺被害防止を呼びかけ

  • ATMを訪れた女性に啓発品を手渡すさいたま小町の田畑詩織さん(中央)と内山沙紀さん(右)=15日、さいたま市浦和区

 多発している特殊詐欺を未然に防ごうと、県警などは15日、さいたま市浦和区のJR浦和駅西口の中ノ島地下通路などで注意喚起のキャンペーンを行い、さいたま観光大使「さいたま小町」の田畑詩織さん(21)と内山沙紀さん(21)=いずれもさいたま市出身=らが通行人に詐欺被害防止を呼びかけた。

 キャンペーンが行われた15日は、今年2度目の年金支給日。県警生活安全総務課や浦和署員、埼玉りそな銀行、県県民生活部などから約35人が参加し、チラシやステッカーなどが入った啓発グッズを200部配布した。

 啓発品を受け取った市内に住む女性(83)は、過去に2度詐欺と思われる電話を受けたことがあり、「自分が気を付けるだけではなく、近所の人にも呼びかけてみんなで詐欺がない街にしたい」と話していた。

 キャンペーンを終えた田畑さんは「家族や近所とのコミュニケーションで詐欺が防げることを学んだ」、内山さんは「どんなに警戒していても被害に遭ってしまう方はいる。身近にできる対策を欠かさず、そのような方をなくしたい」と笑顔で語った。

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