埼玉県内で唯一の天然リンク、ときがわの「上サ・スケート場」今季も開園 川の水を引き入れ自然凍結 天候に左右されるリンク、状態は昨年より良好 営業は2月9日までを予定
2025/01/25/07:34
埼玉県内唯一の天然リンクとして知られる、ときがわ町西平の「上サ(かさ)・スケート場」が今季も開園している。滑走を楽しむ無邪気な子どもの声が里山に響いている。
1977年から町スポーツ協会スケート部が、地元のボランティアらの協力を得て運営している。リンクは長さ約50メートル、幅25メートル。この中に昨年12月15日、近くを流れる都幾川の水を引き入れ、自然凍結させた。
同所はこの時期、冬の風物詩で、シーズン中は関東一円からやって来る。リンクの使用は天候に左右されるが、今のところ状態は昨年よりいいという。地元の小学校で不要になった机といすが手すり替わりとして使え、初心者でも安心だ。
6年ぶりに訪れた深谷市の小学4年生、野辺真央さんは「気持ちがいい。足が疲れたけど、また来たい」とほほ笑んだ。弟で2年生の佑真さんも「一人で滑れたよ」とうれしそうに母親に報告していた。
営業は土日祝日で午前9時~午後4時。天候にもよるが、2月9日までを予定。滑走料は、中学生以下300円、高校生以上600円。貸靴料も中学生以下300円、高校生以上600円。
問い合わせは、町体育センター(電話0493・65・3830)へ。