巨大…高さ8メートル、名勝「三十槌の氷柱」が見頃 埼玉・秩父三大氷柱で唯一、天然の造形美…岩肌に染み出る湧水、自然の寒さで形成 上流の人工氷柱も存在感 ライトアップも
2025/01/25/11:36
埼玉県秩父市大滝にある冬の名勝「三十槌(みそつち)の氷柱(つらら)」が見頃を迎えた。午後5時からのライトアップでは、荒川源流の自然の寒さで形成された氷のオブジェが幻想的に輝き、見物客の目を楽しませている。
尾ノ内氷柱(小鹿野町)、あしがくぼの氷柱(横瀬町)と並ぶ秩父三大氷柱の一つ。岩肌に染み出る湧水が作り上げる三十槌の氷柱は、3カ所で唯一、天然の造形美を観賞できる。氷柱は高さ約8メートル、幅約30メートル。上流の崖に水を流して作る人工氷柱も存在感を放っている。
秩父観光協会大滝支部によると、1月上旬は現地温度が氷点下6度ほどを維持し、氷の形成は順調だった。19日以降は日中の気温上昇や雨の影響で、「解け」が目立ち始めているという。同支部の行常(ゆくつね)一栄さんは「今後の気温次第で期間が短くなる可能性があるため、なるべく早めに見に来てほしい」と呼びかけている。
開催期間は2月24日までの予定。入場料は大人300円、小学生以上の子ども200円。駐車料金は別途。ライトアップは連日午後7時(土日祝は同8時)まで。
問い合わせは、同支部(電話0494・55・0707)へ。