埼玉県などは22日、新型コロナウイルスに感染していた90代女性1人が死亡、新たに2378人の感染を確認したと発表した。感染者は8日連続で前週同一曜日を下回った。内訳は県発表が1462人、さいたま市436人、川口市253人、川越市88人、越谷市139人。

　これまでに確認された感染者は49万5615人（チャーター便帰国者含む）、死者は1429人（22日午後6時現在）。

　21日夜時点の重症者は12人、感染者の入院は651人、宿泊療養598人、自宅療養1万7千人。退院・療養終了は47万443人。

　県によると、県管轄で詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～90代の男女1502人。うち、みなし陽性は33人。クラスター（感染者集団）関連は9施設で、新たに高齢者施設で入所者5人の感染が確認された。会食で感染が疑われるのは10～50代男女7人。ワクチンを3回接種していた10～90代の男女177人、2回接種していた10～90代の462人が感染した。県教育局によると、県立学校10校で学級閉鎖が8件、学年閉鎖が2件あり、児童生徒42人、教職員1人が感染した。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女436人。クラスターが発生した見沼区の住宅型有料老人ホームで新たに職員1人の感染が判明し、同施設での感染者は計33人となった。

　川口市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～80代の男女253人。1幼稚園1学級、6小学校9学級、1中学校4学級が閉鎖中。また、21日に陽性と発表した1人について重複があったとして取り下げた。

　川越市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～90代の男女計88人。うち1人はみなし陽性者。

　越谷市によると、90代女性が13日に死亡した。感染が判明したのは10歳未満～80代の男女139人。みなし陽性者は4人。市内保育所で計20人の陽性が判明し、市はクラスターとした。また2月4日と3月29日の陽性者2人を取り下げた。