ショック…男性会社員、4465万円を失う スマホに「チャンスあります」とメッセージあり、相手と2カ月間やりとり 詐欺師と知らず、アプリから何度も送金 その後、異変を感じた男性…弁護士に相談し発覚
2025/01/28/13:55
埼玉県警久喜署は24日、白岡市の男性会社員(65)が、交流サイト(SNS)で知り合った投資家を名乗る人物らから、現金4465万3555円をだまし取られたと発表した。組織犯罪を含めて捜査している。
同署によると昨年11月13日ごろから約2カ月にわたり、男性のスマートフォンにSNSで投資家を名乗る者らからメッセージで「毎週利益を見込める優良株を無料でご紹介しています」「たとえ株式投資の経験がなくても、利益を得られるチャンスがあります」「利益が出た時に売却のタイミングをお知らせします」などと伝えられた。信じた男性は12月6日から1月6日までの間、スマホに入れている金融機関のアプリで8回、金融機関の窓口で1回、計9回にわたり被疑者が指定した口座に送金した。
さらに投資所得税の納税として2千万円を要求されたことから、男性は弁護士に相談。男性は8日、同署へ来署して相談し、発覚した。
同署は「簡単に利益が出るなどといった投資話は詐欺を疑い、相手の指示には従わず、警察や家族に相談してください」と注意喚起している。