物価上昇「2年で2%」危ぶむ 日銀、14年10月の議事録公開
2025/01/29/09:02
日銀が「異次元」の金融緩和を始めてから1年半後の2014年10月31日の金融政策決定会合で、物価上昇の目標に掲げた「2年で2%」の実現を危ぶむ声が相次いでいたことが29日、分かった。「公約」を守れず日銀への信頼が低下するのを恐れた当時議長の黒田東彦総裁ら執行部側が、大規模緩和の副作用を懸念する意見を抑え、1票差で追加緩和を決めた。