うつろな状態の息子…通行人が異変感じる 駆け付けた警官、息子の自宅に行くと母親の遺体が 顔にあざ複数
2022/04/25/00:00
春日部市大場の自宅に母親(79)の遺体を放置したとして、県警捜査1課と春日部署の合同捜査班は24日、死体遺棄の疑いで、母親と同居していた職業不詳の息子(49)を逮捕した。
逮捕容疑はいずれかに日時に、自宅に母親の遺体を遺棄した疑い。調べに対して、息子は黙秘しているという。
捜査1課によると、23日午後8時25分ごろ、松伏町内の路上で「車内にうつろな状態の男性がいる」と通行人から110番があった。
同50分ごろ、警察官が駆け付けると、運転席に座っている息子を発見。職務質問したものの、詳細が判然としない点があったため、同10時15分ごろ息子の自宅を訪れたところ、1階で倒れている母親が見つかり、その場で死亡が確認された。
息子は、木造2階建ての一軒家に母親と2人暮らし。発見時、母親は着衣はあり、あおむけに倒れた状態で、顔には複数のあざがあった。遺体に腐敗はなく、比較的新しい状態だったという。
県警は遺体を司法解剖し、死因の特定を進めるとともに息子が母親が死亡した経緯を知っているとみて、捜査する。