八潮の道路陥没…下水使用制限の問い合わせ、春日部市に40件 損壊した水道管に関係する下水道を使用、16万人が居住する中心市街地含む西側のエリア 市民生活への影響、見通し立てられず
2025/01/30/11:14
埼玉県八潮市の道路陥没で水道管が損壊した可能性があるとして、下水道使用制限の対象となっている春日部市は29日の定例会見で、市民から「水道が止まるのか」「対応の仕方が分からない」といった問い合わせが約40件寄せられていることを明らかにした。
市によると、損壊した水道管に関係する下水道を使用しているのは主に中心市街地を含む西側のエリアで、約16万人が居住。市は防災無線や交流サイト(SNS)などを通じて市民に向けて情報発信しているほか、使用量の多い工場や商業施設など40社には個別で協力を要請しているという。
市民生活に与える影響について、市は「原因がはっきりしていないので見通しが立てられない。今は下水道の使用を極力、控えることで負担を減らすよう呼びかけることしかできない」としている。