埼玉新聞

 

道路陥没…埼玉県、下水使用制限の呼びかけを継続 施設や病院、学校など、できる範囲で排水控えるよう依頼 対象はさいたま市、川口市、春日部市、草加市、越谷市、八潮市、蓮田市など12市町

  • 下水道使用制限の対象12市町-直し(背景黒)

    下水使用制限の継続が呼びかけられた埼玉県内の12市町

  • 下水道使用制限の対象12市町-直し(背景黒)
  • 道路陥没地点から半径200メートルの赤円内が警戒区域(八潮市役所HPから)
  • 八潮市で道路が陥没した県道交差点の位置(図の中心点付近)=国土地理院HPから

 埼玉県は道路陥没事故の発生を受け、関連する12市町に対して下水道の使用制限を呼びかけている。対象12市町はさいたま市(緑区、岩槻区)、川口市東部、春日部市(旧庄和町除く)、草加市、越谷市、八潮市、蓮田市、幸手市、白岡市、伊奈町、宮代町、杉戸町。

 県は29日、該当地域の高齢者施設、障害者施設などには利用者の食に支障が生じない範囲で、71の病院に診療に支障のない範囲での協力を求めた。県立学校48校、市町村立学校303校や私立小中学校、幼稚園などに対し、できる範囲で排水を控えるように依頼した。

 大野知事は29日、「現場への流量を抑える必要がある。下水道の使用自粛を改めてお願いしたい」と述べた。詳細は県ホームページ「中川流域下水道管に起因する道路陥没事故発生および下水道の使用制限について」から確認できる。

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