埼玉新聞

 

ファミマ女性店員、客の携帯画面を見て詐欺阻止 救われた客、感謝の気持ちを伝えるためファミマ再び来店

  • 左から高柳一夫署長、玉川美穂さん=21日、蕨署

 特殊詐欺被害を未然に防いだとして、蕨署は21日、ファミリーマート西川口一丁目店の店員玉川美穂さん(35)に感謝状を贈呈した。

 同署によると9日午前11時ごろ、同店に60代後半の男性が来店。高額の電子マネーを購入しようとレジに来た際、不慣れな様子を察知し詐欺を疑った。玉川さんが男性の携帯画面を見たところ、見慣れないメッセージを不審に感じ、携帯ショップに確認するように促した。詐欺に気付いた男性は同日玉川さんの元を再び訪れ、感謝を伝えた。

 同店では、日頃から電子マネーなどを購入する客に対し、注意喚起などをしているという。

 玉川さんは「感謝されることはうれしい。またこうした事が起きた際に対応できるよう、他の店員にも共有していきたい」と笑顔を見せた。

 高柳一夫署長は「日頃からの高い防犯意識が今回の結果に繋がった。今後も声かけなどをお願いしたい」とたたえた。

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