埼玉新聞

 

消火器投げつけ、警官に包丁向けた男逮捕 拳銃で警告、公務執行妨害などの疑い アパートの自宅に火も付ける 直前には配達員を殴っていた 「全てのことにむかついた」と話す無職の47歳

  • 【地図】さいたま市岩槻区

    公務執行妨害などの疑い、47歳男を逮捕=岩槻区

  • 【地図】さいたま市岩槻区

 岩槻署は1月31日、公務執行妨害などの疑いで、さいたま市岩槻区西原台、無職の男(47)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は同日午前11時25分ごろ、2階建てアパートの自宅前の路上で、警察官に包丁を突き付けるなどの暴行を加え職務の執行を妨害した疑い。「全てのことにむかついた。警察官を包丁で刺そうとしたことは間違いない」と供述しているという。

 同署によると、同日午前11時5分ごろ、20代男性配達員から「配達に行ったらいきなり出てきた男にふざけんなと言われて殴られた」と110番があった。駆け付けた警察官が路上で包丁を持った男を発見し、声をかけると1階の自宅へ逃げ込んだ。再び包丁を持って敷地内に出てきた男に刃物を捨てるように警告したが従わず、怒鳴りながら包丁を振りかざして消火器を投げつけ、包丁を警察官に向けてきたことから、40代男性巡査部長が拳銃を向けて警告。男は自宅に戻り部屋に火を付け、窓から飛び出してきたところを取り押さえた。被害男性は顔や胸などを複数回殴打され、救急搬送されたが軽傷という。

 同署の新木孝一副署長は「現時点で拳銃の使用は適正だったと考えている」とコメントした。

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