越谷市内の住宅玄関の窓ガラスを強盗目的で壊したとして、越谷署は30日、器物損壊の疑いで、所沢市中新井1丁目、解体作業員の男（21）を逮捕した。

　逮捕容疑は3月20日午前0時ごろから同2時半ごろまでの間、同市弥栄町内の80代女性方で、強盗の目的で、玄関窓ガラスをハンマーのようなものでたたき割り、損壊した疑い。住宅内から声がしたため、逃走したという。「闇サイトで情報を得て、強盗するためハンマーを購入し、玄関窓ガラスを破壊した」と容疑を認めている。

　同署によると、昨年11月18日午後5時5分ごろ、女性方に息子を名乗る電話があり、喉にけがを負ったなどと話した。息子が電話の途中で帰宅して被害はなかった。今年3月20日以降、同方への住居侵入事件や窓ガラスを割られる事件が複数回発生。県外の警察の情報などから、アポイント電話による強盗グループの犯行の可能性があるとみて捜査していた。4月29日、男が親と一緒に署に出頭して逮捕した。署は住居侵入事件などへの関与や女性方を狙った理由を調べている。