埼玉新聞

 

<高校野球>山村学園、コールドで市川越に快勝 浦和学院は投打で圧倒、上尾を下す 4日決勝、見どころは

  • 市川越―山村学園 4回裏山村学園2死三塁、塙の右越え適時二塁打で勝ち越す。捕手田嶋

  • 浦和学院―上尾 被安打5、7奪三振で完封した浦和学院のエース宮城

(3日・県営大宮)

 第8日は準決勝を行い、浦和学院と山村学園が決勝に進出した。決勝進出は、山村学園が初、浦和学院が2年連続19度目。両校は関東大会(21~24、28、29日・栃木)の出場を決めた。関東大会出場は、浦和学院が2年連続21度目、山村学園が3年ぶり2度目。

 山村学園は、9―1の七回コールドで市川越に快勝した。2―1の五回に坪井の2点二塁打を皮切りに、酒井、山田、塙が適時打を放つなど打線が爆発。一挙6得点のビッグイニングとし、試合を掌握した。

 投打で圧倒した浦和学院は、6―0で上尾を下した。一回に八谷の2点適時打などで3点を先取。4―0の五回には八谷の2点三塁打で突き放した。先発宮城は5安打7奪三振で上尾打線を完封した。

 最終日は4日、県営大宮で決勝を実施し、浦和学院―山村学園(10時)のカードで春の王者を争う。

■強打の山学、浦学に挑戦 決勝見どころ

 春夏秋の県大会を通じて、決勝では初めての対戦になる。投打でスター選手がそろう浦和学院が県内4季連続優勝なるか、それとも今春、最も勢いがある山村学園の初優勝か。注目の一戦だ。

 浦和学院は、伊丹、金田、鍋倉、高山ら強打者に、八谷、大内と小技と機動力で相手を揺さぶるなど攻撃に厚みがある。投手もエース宮城だけでなく、浅田、月野が成長し、決勝は誰が先発でもおかしくない。

 山村学園は、3試合連続で先発した山田翼の疲労を考慮すれば、先発は佐藤実か。坪井、酒井、高野のクリーンアップら自慢の強力打線が準決勝同様にビッグイニングを築いて、相手投手陣を攻略したい。

■4日の試合

【県営大宮】

▽決勝

浦和学院-山村学園(10時)

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