道路陥没…救出へ汚水放流、異臭が鼻を突く 緊急措置に流域住民ら我慢「しょうがない」 強まった臭い「でも救助を頑張って」
2025/02/05/13:33
埼玉県八潮市の県道で発生した陥没事故は4日で1週間を迎えた。現場では新たなスロープの造成などが行われ、トラックの男性運転手の救出を急いでいる。
■「風向きによって変わる」
下水道管への汚水流量を減らすため、埼玉県は春日部市内で、下水道の汚水を近くの水路、新方川に放流する緊急措置を取っている。春日部市大場の中継ポンプ場が放流地点。ポンプ場から県道沿い水路に汚水が放たれている。
放流地点近くの水路そばでは、強い異臭が鼻を突く。子どもと一緒に川の近くをよく歩くという30代女性は「臭いますよね。でも救助頑張ってほしい」。近くの60代商店主オーナー男性は「臭いは週末から強くなった。風向きによって変わるが、しょうがない。我慢しなきゃ」と話した。
水路は南下し新方川として越谷市内を流れ、中川に合流する。市街地に入り、国道4号、東武スカイツリーラインをくぐり川幅が広がる。川の水量が増えるにつれ、臭いも気にならなくなる。土手を歩く近隣住民は「臭いはそんなに気にならない」と述べた。