さいたま市は3日、同市桜区内の新型コロナワクチン3回目の集団接種会場で、18歳以上が対象の武田／モデルナ社製ワクチンを、誤って15歳の女子中学生1人に接種したと発表した。

　市新型コロナウイルスワクチン対策室によると、女子中学生は同日、父親と一緒に接種会場を訪れ、予約なしで接種受け付けをした。受付では接種券と本人確認書類を確認したが、その際に対象年齢に達しているかの確認を怠り、そのまま接種してしまったという。接種済証明書の発行作業中に生年月日を確認して対象外の18歳未満と判明した。

　現時点で女子中学生に健康被害はなく、今後1週間ほど電話で体調確認を続けていくという。市は、市内の各集団接種会場で、受付や各ブースでの年齢確認を徹底するなど、再発防止に努めるとしている。