埼玉新聞

 

公明・山口代表、コロナ治療薬の薬事承認など実績PR 大宮で演説 夏の参院選、埼玉に候補者擁立の方針

  • さいたま新都心駅東口側で街頭演説する公明党の山口那津男代表=5日午前、さいたま市大宮区

 公明党の山口那津男代表は5日、さいたま市大宮区内で街頭演説を行い、国内経済の成長へ人材育成が必須とした上で、「若い人が子どもを産み育てる社会に希望を持てる時代を切り開く」と訴えた。夏の参院選で埼玉含め7選挙区に候補者を立てる方針の同党は、大型連休中に各地で遊説を行っている。

 山口代表はさいたま新都心駅そばで埼玉選挙区の参院選立候補予定者らと並び、新型コロナウイルスの収束へ、ワクチン接種の推進に加え、治療薬の薬事承認などの実績を紹介。新型コロナの収束へ治療薬の普及が必要と強調し、承認の迅速化や生産対応の強化を押し進める考えを示した。

 国内経済については、デジタル化と脱炭素化を進めることが成長に不可欠と主張。成長に必要なのは人材で、育成など子育て支援の拡充が重要と指摘。不妊治療の健康保険適用、児童手当の拡充などの実績を示しながら、支援サービスの充実や高校生の医療費無料化の推進に取り組む考えを強調した。

 また国がガソリン補助金の拡充や生活困窮者への給付を入れた物価高対策に補正予算の活用を決めたことを紹介。「党が全国の皆さんの声をつかみ、これを政策として実現した」とアピールした。

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