「前に進むパワーが全然違う」 埼玉・昌平高校ラグビー部 大相撲の鳴戸部屋で出稽古 元大関琴欧洲の鳴戸親方や現役力士から相手に効果的に力を伝える術を学ぶ
2025/02/07/13:04
1日に決勝が行われたラグビー県高校新人大会で2連覇を達成した昌平高ラグビー部は2日、東京都墨田区の大相撲・鳴戸部屋で2年連続2度目の出稽古を行った。御代田誠部長は「毎年行って、生で体験しないと教えられないもの。力士と対等にぶつかり合ってその強さをラグビーに生かしてほしい」と狙いを語った。
同部からはFWを中心に約20人の選手が参加。鳴戸親方(元大関琴欧洲)や幕内欧勝馬、十両欧勝海ら現役力士から約2時間、四股やすり足、ぶつかり稽古などで相手に効果的に力を伝える術を学んだ。
選手たちは普段使わない筋肉を使い、大汗をかきながら稽古に励んだ。フランカーの宮元崇主将は「お相撲さんは足腰のパワーと柔軟性を兼ね備えている。前に進むパワーが全然違う」と力士の力強さに驚いていた。
欧勝馬らとぶつかり稽古を行い、右手、左手と顔の3点で同時にぶつけると力が伝わるとアドバイスを受けた選手たち。御代田部長は「(国学院栃木高に通った高校時代に)吉岡先生が3点、両手と顔で正三角形を作って押せとよく言っていた」と改めて両競技の共通点を実感していた。
力士たちが押し合う時のすり足を見て御代田部長は「爪先では力は伝わらない。しっかり踏み込んで足の裏を地面につけていればハードタックルができる」。四股やすり足を継続的に練習メニューに取り入れ、足腰を強化するつもりだ。
「ラグビーは前進しなければいけない。モールやタックルの時には四股の姿勢を思い出せと声をかけたい」と宮元主将。貴重な経験を生かし、力士のように強度の高いチームに成長したい。