埼玉新聞

 

好評“冷凍ケーキ”脚光を浴びる理由、工場直売するジャパンフード担当者に聞いてみた 人気ラインナップは

  • 直売所で「きらり★こだわりバスクチーズケーキアソート」を持つ佐藤智恵さん=行田市持田のジャパンフード持田工場

 行田市持田で業務用の冷凍ケーキを製造しているジャパンフード。外食チェーンやホテルと取引していたが、新型コロナウイルスの影響で、2020年5月から持田工場で直売所も開始。リーズナブルなスイーツを販売し、利用客からは好評を集めている。

 同社営業課長の佐藤智恵さん(52)は「冷凍ケーキはいつでも食べたい分を食べたい時にカットし解凍して食べられる」と魅力を語る。直売所を始めたことで、利便性が個人にも徐々に広まってきている。人気商品は「リッチモンブランシュークリーム」(4個入り、税込み1300円)をはじめ、「苺一会アイスケーキ」(税込み700円)や「ティラミス」(同600円)など。コロナ禍で自宅でのスイーツ需要は増えており、今後は通販業務も計画する。

 地産地消の商品として、同市の「市cerealgrain研究会」が生産しているもち麦「キラリモチ」を使用した「もち麦バスクチーズケーキ」も開発。人気の高いレギュラータイプの「バスクチーズケーキ」をベースとして、市内で生産されている風味の強い「行田在来青大豆」の枝豆、きな粉、もち麦粉を使ったもっちり食感のバスクチーズケーキが誕生した。

 2月から直売所で3種類の食べ比べができる「きらり★こだわりバスクチーズケーキアソート」(同1500円)の販売を開始。もっちり枝豆、もっちりきな粉、レギュラーの3種類をセットにした。マイナス18度以下で保存すると、賞味期限は180日に及ぶ。

 これまで同市の忍城おもてなし甲冑(かっちゅう)隊とコラボしたロールケーキ、忍城をデザインしたチョコレートケーキのザッハトルテも手がけた。佐藤さんは「冷凍ケーキのおいしさを知ってほしい」と話した。

■佐藤智恵課長の話

 商売は人生そのもの。元々人見知りで大変なこともあったけど、コロナの影響で直売所を始めたことによって、多くの人とつながりができた。

■ジャパンフード持田工場

行田市持田2373

電話048・556・8451

直売所の営業時間は月~金曜が午前10時~午後5時(土曜は午後3時まで)

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