埼玉新聞

 

実験で高齢者の2割が不合格…運転技術を確かめる検査導入 改正道交法13日施行「運転見直すきっかけに」

  • 高齢者の運転免許更新時に実施される講習の様子(県警提供)

 改正道路交通法が13日施行され、75歳以上の高齢者で過去3年間に違反行為のあった運転手が運転免許を更新する際、新たに運転技術を確かめる実車検査(実車試験)が導入される。認知機能などの思考、判断力の適正を検査してきた従来の制度に加えて、身体的な適正も確認することで高齢者による交通事故を減少させるのが狙い。県警が2020年に実施した実証実験では、試験を受けた高齢者の2割が不合格となっており、担当者は「運転を見直すきっかけにしてほしい」と呼びかけている。

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