埼玉新聞

 

大宮で20代女性ショック…暮らすアパートで深夜、知らない男性が寝ていた 女性が通報、駆け付けた警官が逮捕 男性は警察学校の教官「覚えていない」と語り…その後、理由不明の不起訴に

  • 【地図】さいたま市大宮区

    警部補が不起訴 アパートに侵入容疑=さいたま市大宮区

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 さいたま市大宮区内のアパートに侵入したとして、1月に住居侵入の疑いで逮捕された県警警察学校教官の男性警部補(40)について、さいたま地検は10日付で、不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。一方、県警は警部補を内部処分にしたとしている。

■アパートで「入ったことは間違いないが、どこに入ったのか…」(以下、初報記事)

 さいたま市大宮区内のアパートに侵入したとして、大宮署は1月6日、住居侵入の疑いで、県警察学校教官の警部補の男(40)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は同日午前0時25分ごろ、大宮区内の3階建てアパート1階の一室に侵入した疑い。「入ったことは間違いないが、どこに入ったかは覚えていない」と供述している。

 同署によると、侵入した部屋には専門学校生の20代女性が住んでいたが、2人に面識はなかった。男は玄関から侵入し、部屋にいた女性が「40代前後の男が部屋で寝ている」と110番した。同署の警察官が駆け付けたところ、部屋の中で寝ている男を発見して現行犯逮捕した。相当量の酒を飲んだ旨の供述をしており、署は詳しい状況を調べている。

 男は2022年3月から教官を務めており、5日は休みで6日は出勤予定だった。県警察学校の坂本守史副校長は「職員が逮捕されたことは誠に遺憾であり、被害者の方に深くおわび申し上げます。指導教養を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントした。
 

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