埼玉新聞

 

なんとロッテ狭山工場“コアラのマーチ”提供、動物園で無料配布キャンペーン 家族連れの客らに配って呼びかけ、大事な4つの約束「何かあったら叫んで」

  • チラシをつけた菓子を配る学生ら=11日、狭山市柏原

    チラシをつけた菓子を配る学生ら=11日、狭山市柏原

  • チラシをつけた菓子を配る学生ら=11日、狭山市柏原

 埼玉県警狭山署は11日、狭山市柏原の智光山公園こども動物園で、子どもや女性を対象にバレンタイン防犯キャンペーンを実施した。市内の大学に通う学生らが、ロッテ狭山工場が提供したチョコレート菓子「コアラのマーチ」を配布し、不審者などへの注意を呼びかけた。

 参加したのは東京家政大と西武文理大の学生や警察署員ら約20人。家族連れの来園者らに菓子とチラシ、キャラクターが描かれた防犯ブザーを手渡した。チラシでは子ども向けに▽一人にならない▽知らない人についていかない▽危ないと思ったら大きな声で助けを呼ぶ▽誰とどこで何時まで遊ぶか家の人に話す―ことを四つの約束とし、命を守る行動を示した。

 学生らは「思いやりの心を持って」「怖いときは大きな声を出してね」などと声をかけながら啓発品を配布した。同署生活安全課は「市民の方が感じる体感治安は悪くなっていて、不審者の通報も増えている」と説明した。

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