<参院選>岸田首相もメッセージ 自民党県連が総決起大会 得票目標数は「100万票」、本番へ意識高める
2022/05/22/00:00
自民党県連は21日、さいたま市内で今夏の参院選に向けた総決起大会を開き、5選を目指す現職の関口昌一氏(埼玉選挙区)らの必勝へ向け、結束を確認した。閉会後、柴山昌彦県連会長(衆院埼玉8区)は記者団に関口氏の得票目標数を、2013年の参院選埼玉選挙区で古川俊治氏が獲得した「100万票」と明言した。
大会には県内選出衆参国会議員、県議、市町村議ら500人(主催者発表)が参加。あいさつに立った小谷野五雄県連幹事長(県議)は「皆さんには危機感を持っていただきたい。関口氏は経験豊かで、必ず勝てるという人もいるが、まだ1票も入ってない。しっかりと気を引き締め、素晴らしい得票で当選させてほしい」と呼びかけた。
決意表明した関口氏は「私は党の参院会長で責任がある。今回は昨年の衆院選よりも厳しい。私を先頭に候補者全員が目の色変えて全力でスタートし、全力で頑張る。勝たせていただきたい。勝たせてください」と力を込めた。
大会では党総裁の岸田文雄首相らのメッセージが読み上げられたほか、県連所属で現職の片山さつき氏ら参院選比例区候補予定者も紹介。最後に参加者一同が「勝つぞ、勝つぞ、勝つぞ」の掛け声とともに拳を突き上げ、選挙戦本番へ意識を高めた。
記者団の取材に応じた柴山会長は「内外に課題がある中、政治の安定を目指す非常に重要な選挙。候補者が乱立しており、それぞれの地域で草の根レベルの活動を展開し、県民の皆さまの関心を集めるよう努力する」と述べた。