埼玉県などは24日、新型コロナウイルスに感染していた80～90代の男女7人が死亡、新たに916人の感染を確認したと発表した。感染者は2日連続で千人を下回った。内訳は県発表が537人、さいたま市272人、川口市62人、川越市30人、越谷市15人。

　これまでに確認された感染者は54万3625人、死者は1570人（24日午後6時現在）。23日夜時点の重症者は0人、感染者の入院は381人、宿泊療養380人、自宅療養8602人。退院・療養終了は53万919人。

　県によると、県管轄では80～90代の男女5人が死亡した。感染の詳細が判明したのは、前日午後判明分を含め、未就学児～90代の男女361人。うちみなし陽性は3人。クラスター（感染者集団）関連では、これまでに感染が確認された3施設で1～4人が感染し、新たに医療機関で9人が感染した。会食で感染したとみられるのは20代女性1人。ワクチンを3回接種していたのは10～90代の男女64人、2回接種は10～80代の男女69人だった。県教育局によると、県立学校5校で児童生徒11人が感染し、学級閉鎖を5件実施した。

　さいたま市によると、80代男性が4月23日、80代男性が5月10日に死亡した。感染が判明したのは10歳未満～100代の男女272人。クラスターが発生した西区の介護老人保健施設で入所者1人と職員1人の感染が新たに判明し、感染者は計30人となった。

　川口市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～80代の男女62人。1保育園で保育士と園児2人の感染が判明。保育園2園が一部休園中。2小学校2学級、1中学校1学級が学級閉鎖中。

　川越市によると、感染が判明したのは未就学児を含む10歳未満～50代の男女30人。

　越谷市によると、感染が判明したのは10～70代の男女15人。また、12日に発表した感染者に重複があったとして1件を取り下げた。