落語家三遊亭王楽さん（４７）が２０日、国民に親しまれる名跡、三遊亭円楽の七代目を襲名。取材に応じた円楽さんは「円楽というぶかぶかの服のサイズが合うようにやっていきたい」と意気込みを語った。

　円楽さんは人気演芸番組「笑点」の司会で知られた五代目の弟子。持ちネタは約２００席あるという。笑点の出演者で毒舌と知性を併せ持った六代目（２０２２年死去）、とぼけた回答で人気の父三遊亭好楽さん（７８）は兄弟子。落語だけでなく俳優業にも意欲を見せ「違う業種と絡み、落語に反映させていければ」と話した。

　取材に同席した好楽さんは「円楽という名前が大好き。一番喜んでいるのは私では」と笑顔を見せた。