埼玉りそな産業経済振興財団は14日、県内企業の2024年冬のボーナス支給状況を発表した。アンケートは県内企業1013社を対象に実施。304社（30・0％）が回答した。

　支給総額を支給人員で割った1人当たりの支給額は45万2351円で前年実績の42万113円から7・7％増加した。05年1月の調査開始以来、最大の伸び率。

　同財団の調査で24年の賃上げ率が3・6％と高かったことに加え、ボーナスの支給月数が前年の1・72カ月から1・78カ月と増えたことが要因とみられている。

　同財団は「企業業績が比較的好調なことに加え、人手不足などへの対応」と分析。業種別では、製造業が前年比12・1％増の51万3270円、非製造業は5・6％増の42万6637円だった。