後見人の男逮捕、不正に1887万円を引き出した疑い…高齢女性の口座から 施設費を引き落としできず発覚
2019/05/16/00:00
越谷署は15日までに、詐欺の疑いで、越谷市蒲生3丁目、タクシー運転手の男(47)を逮捕、送検した。
逮捕・送検容疑は2017年12月、特別養護施設に入所中の越谷市の女性(82)に、「あなたの任意後見人になり、財産を管理する」と話し、女性から通帳6通、キャッシュカード1枚、印鑑3本などをだまし取った疑い。
同署によると、男は司法書士の資格を持ち、遺産相続などの業務を請け負うためチラシを作成。信じた女性が通帳などを預けていた。今年2月、口座から施設の費用を引き落としできず、不審に思った女性が同署に相談していた。男は昨年4月から今年1月にかけて、口座から57回にわたり計1887万円を引き出していたという。男は現金を不正に引き出したことは認めたものの、「最初は後見人になるつもりだった」と容疑を一部否認しているという。