埼玉新聞

 

4歳男児が死亡…水路に浮く 直前まで自宅の居間にいたが、母が目を離すと姿消す…水路まで270メートル

  • 男児が発見された水路付近。フェンスは車道側を中心に張られていた=加須市礼羽

 30日午前5時53分ごろ、加須市礼羽の用水路で、市内に住む男児(4)が、うつぶせに浮いているのを近所の男性(44)が見つけて110番した。男児はその場で死亡が確認された。

 加須署によると、男児は両親と3人暮らし。28日午後5時10分ごろ、男児が自宅からいなくなったことに気付いた母親(43)が周辺を捜した後、同40分ごろ「子どもがいなくなった」と同署に連絡した。直前まで居間にいたが、目を離している間に姿が見えなくなったという。同14分ごろには近隣住民が自宅周辺の道路を1人で歩く男児を目撃していた。

 用水路は幅約2メートル、水深約1・5メートルで、自宅から現場まで直線距離で約270メートル。遺体に目立った外傷はないという。同署は司法解剖して死因を調べるとともに、事故と事件の両面で捜査している。

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