わずか3日で満杯に…“地域猫”へのフードドライブ 店名に「猫」の文字入る、川口などのコンビニで実施 ネットで知り、遠方から届けに来る客も 3月3日まで開催
2025/02/23/16:07
2月22日は「猫の日」。ネコの鳴き声「ニャン、ニャン」にちなんだ記念日に合わせ、コンビニ大手のファミリーマート(東京都)は川口市芝の「ファミリーマート川口猫橋店」で、“地域猫活動”の支援強化を目的に各家庭で眠っているペットフードを寄贈してもらうフードドライブ活動を、18日から3月3日まで開催している。
取り組みは同店のほか、店名に「猫」の文字が入る「千種猫洞通店」(名古屋市)、「猫屋町店」(広島市)の2店舗と本社のある東京都港区のビル内の「ムスブ田町店」の全国4店舗で初めて実施。加えて、18日から全国の店舗で一斉に「ファミリ~にゃ~ト大作戦」と題し、ネコをモチーフにしたデザートやパン、日用品などオリジナル商品21種類を販売。同商品の売上金の一部と寄せられたペット用食品を公益財団法人日本動物愛護協会に寄贈する。
18日に専用の回収箱を設置すると、わずか3日足らずで満杯に。来店時に活動を知り商品を購入後、そのまま箱に入れて帰る客もいるという。川口猫橋店の保坂正広店長(47)は「今回は4店舗のみの実施だが、全国に広まり定着してほしい」と一人でも多くの協力を呼びかけた。
同協会ではネコと地域の共生を目指しさまざまな地域猫活動を展開。行き場を失った動物の譲渡会や不妊・去勢手術代の助成、自治体や学校など各団体向けの広報活動を通じて動物愛護の正しい知識の啓発に取り組んでいる。
同社の広報担当者は「今後も地域に寄り添い、便利の先にある、なくてはならない場所となれる店舗運営を心がけたい」と話した。