埼玉新聞

 

ギャップが人気、北欧風カフェで和のスイーツ 桶川・FIKAの自家製白玉あんみつ 常連客のリクエストで実現 ベビーカーが楽々通れるスペースあり、子ども連れグループもゆっくりと

  • 自家製白玉あんみつ

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 FIKA(フィーカ)とは、スウェーデン式のコーヒーブレーク。スイーツを食べながら、家族や友達とおしゃべりを楽しむ伝統的な習慣だ。そんな店名がついた「Cafe FIKA」は桶川市加納の住宅地にある北欧風の一軒家カフェ。オーナーの廿楽義孝さん(67)と千弦さん夫妻が2017年に開業した。

 女性客が多く、ベビーカーが楽々と通れるスペースがあるため子ども連れのグループもゆっくりできる。ハンバーグやしょうが焼き、ローストビーフ、パスタといった多種類のランチメニューに加え、チーズケーキやプリンなどのスイーツも全て千弦さんの手作り。中でも、常連客のリクエストで実現した「自家製白玉あんみつ」(税込み990円)は、スウェーデンハウスで食べられる和のスイーツというギャップが人気の一品。

 あんこ、白玉、寒天、塩エンドウにアイスと季節の果物(今の時期はイチゴとマスカット)を乗せ、見た目も華やかに仕上げている。もちもちのやわらかい白玉と甘すぎない小豆あんが絶妙なコンビネーション。2日間かけてゆで上げた塩エンドウが、他では味わえない存在感を醸し出す。

 「これはママの手作り? と一つ一つ聞かれるので手が抜けない。お客さんに助けられてここまできました」と千弦さんは笑顔で話した。

【メモ】Cafe FIKA 桶川市加納1535の1(電話048・728・3962)。営業時間は午前11時~午後7時。定休日は日曜日。圏央道桶川加納IC近く。駐車場20台以上。JR桶川駅東口からバスで約10分。

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