創立100周年、埼玉県スポーツ協会が記念式典 スポーツが人生を豊かなものにするよう尽力…次の100年へ決意新たに
2025/02/24/14:56
埼玉県スポーツ協会は23日、さいたま市浦和区で創立100周年記念式典を開催し、功労者表彰の受賞者ら約700人が出席した。会長の大野元裕知事は「100年の歴史を支えていただいた皆さまに深く感謝する。変化が激しい時代の中で、スポーツがさまざまな社会的問題を解決し、多くの方々の人生をいっそう豊かなものにする役割を担っていけるよう、引き続き尽力していく」と次の100年に向けた決意を示した。
創立100周年を記念し、2417人・社・団体を表彰。内訳は、同協会や加盟団体の充実発展に貢献した功労者表彰が2339人、県内各競技団体と県障害者スポーツ協会から推薦のあった五輪・パラリンピックのメダリストへの特別賞が58人、同協会事業への協力団体を対象とした感謝状贈呈が20社・団体。
受賞者を代表して、2021年の東京五輪柔道女子70キロ級金メダリストで寄居町出身、児玉高出の新井千鶴さんが「栄誉ある賞を頂いた。これもひとえに多くの先人たちの支えによって紡がれてきた長きにわたる思いと、地域の皆さま方の温かいご支援、そして家族や仲間の深い理解があったからこそと心より感謝している。これまでの100年を引き継ぎ、これからの100年に向けた一歩を歩み出すことをお誓いする」と謝辞を述べた。
協会は1925(大正14)年2月26日に県体育協会として設立され、埼玉スポーツの振興や競技力向上、生涯スポーツ社会の実現などを推進。2019年4月1日付で現在の県スポーツ協会に名称を変更した。