埼玉新聞

 

小惑星接近、重大脅威なし 最新観測でNASA見解

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 2032年に地球に衝突する恐れが指摘されていた小惑星「2024 YR4」について、米航空宇宙局(NASA)は24日、最新の観測に基づく軌道予測によって衝突確率は23日現在で0・004%まで下がり「重大な脅威ではなくなった」と発表した。一方、月に衝突する可能性は非常に小さいものの、まだ1・7%残っている。

 この小惑星は昨年12月、南米チリにある望遠鏡で発見された。直径は40~90メートルで、地球に落ちれば約50キロ圏内に爆風の被害が及ぶ恐れがあるとして、NASAなどが観測を継続。精度が上がると地球を外れることがほぼ確実になった。

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