南極・昭和基地での活動を終えた第65次南極地域観測隊の越冬隊と、第66次夏隊の一部、計60人が25日、南極観測船「しらせ」経由地のオーストラリアから空路で成田空港に到着した。続けて乗船する66次夏隊は、新たな隊員と合流し、東南極のトッテン氷河沖で海洋観測を行う。
隊員らは、到着ロビーで「おかえりなさい」「おつかれさまでした」と記された横断幕を持った家族らに出迎えられた。
しらせは23日、豪西部フリマントルに入港。観測隊は近くの都市パースから飛行機に乗り込んだ。65次越冬隊は2023年12月から1年強、昭和基地に滞在し、大気やオーロラの観測などを行った。