埼玉新聞

 

危機感深く受け止める、環境相 福島原発事故の除染土利用発言に

  •  浅尾慶一郎環境相

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 東京電力福島第1原発事故に伴う除染土の中間貯蔵施設が立地する福島県双葉町の伊沢史朗町長が、町内での除染土再利用を検討するとの私見を表明したことに関連し、浅尾慶一郎環境相は25日の閣議後記者会見で「伊沢町長の(最終処分への)危機感を深く受け止めている。国としても理解醸成につなげなければ、中間貯蔵施設を受け入れていただいた町長に申し訳ない」と述べた。

 浅尾氏によると、24日に福島市で伊沢町長と面会した際、最終処分や再利用への理解が進まないことへの危機感を伝えられた。再利用の具体的な計画には言及がなかった。

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