埼玉新聞

 

87万円を重複支給…市民からの電話で判明 和光市、介護サービス費で14世帯に 返還手続き進める

  • 和光市役所=和光市広沢

 和光市は3日、介護保険サービスの利用負担額と健康保険の利用負担額の年間の合算が限度額を超過した場合、超過額を自治体が負担する高額医療合算介護サービス費をめぐり、国民健康保険制度の加入者14世帯に対して計約87万3千円を重複支給した、と発表した。

 市によると、同サービス費は利用者の申請に基づいて支給しており、市は5月30日、2019年8月から20年7月までの年間の国民健康保険制度加入者14世帯の同サービス費を処理。その後、後期高齢者医療制度加入者の同サービス費を処理した際、対象者に国保の加入者を含めたため国保加入者に重複して支給された。

 今月2日、国保の加入者から「同額が2回入金されている」と同市に連絡があり、重複支給が判明。システムから抽出する際、後期高齢者医療制度の支給者の中に国保加入者が含まれたことが原因らしい。

 市は対象世帯におわびの電話を入れるとともに、重複分を返還してもらう手続きを進めている。

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