パリ五輪・岡田久美子選手に上尾市が功労賞 男女混合競歩リレーで8位入賞 表彰状と花束を手渡し、市長が称賛「素晴らしい成績は市民の誇り」
2025/02/26/14:56
上尾市は20日、昨夏のパリ五輪に日本代表として男女混合競歩リレーに出場し、8位入賞の成績を収めた岡田久美子選手(33)に市功労賞を贈呈した。同賞は市出身者やゆかりのある人が、スポーツや芸術の分野で国際的に活躍した際の功績をたたえるため昨年10月、新たに創設された。
岡田選手は市立芝川小、東中学を卒業後、熊谷女子高校進学後に競歩を始め、頭角を現した。2008年、09年とインターハイで優勝、大学時代は日本インカレで4連覇を達成。その後も、日本選手権と東日本実業団選手権でそれぞれ6連覇の偉業を果たした。世界選手権に5回、五輪に3回出場。現在5千メートル、1万メートル、35キロ、10キロの日本記録保持者。
市役所で行われた贈呈式に、森岡紘一朗コーチと共に訪れた岡田選手には、畠山稔市長から表彰状と花束が手渡された。畠山市長は「待っていました。やっと来てくれてうれしい」と歓迎し、「平成20年に女子3千メートル競歩の高校日本記録を塗り替えた時に、市民栄誉賞を受賞第1号としても表彰させていただいた。その後の活躍はご自身のたゆまぬ努力やご苦労があったと思う。オリンピック8位入賞という素晴らしい成績は市民にとって目標であり誇り」とたたえた。
岡田選手は「大変光栄に思います。3度目のオリンピックは、メダル、入賞を目標に頑張ったので入賞できて、たくさん応援してくださった上尾市の皆さまにも少し恩返しができたのではないかと思う」と感謝の言葉を述べた。
岡田選手は、今月16日に行われた日本選手権20キロ競歩で、6年ぶりにセカンドベストの1時間28分17秒を出し、今年9月の東京世界選手権代表入りに大きく前進した。