宮崎・新田原基地で垂直着陸訓練 F35B、防衛省が方針転換
2025/02/28/10:56
中谷元・防衛相は28日の閣議後記者会見で、宮崎県の航空自衛隊新田原基地に25年度から配備するF35Bステルス戦闘機に関し、同基地で垂直着陸訓練の一部を実施する方針を明らかにした。これまでは、基地建設中の鹿児島県・馬毛島で行うと説明してきたが、工期の大幅な遅れを受けて転換した。
既に九州防衛局が関係自治体に伝えた。騒音への懸念などから地元の反発は必至。中谷氏は「住民説明会の開催も含め、真摯に対応していく」と述べた。新田原基地での訓練開始時期は決まっていない。
F35Bは短距離離陸・垂直着陸が可能。24年度中に新田原基地に6機を配備する予定だったが、米国からの納入が遅れている。